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スーダン情報
昨年のクリスマス、ダルフールの反政府勢力JEMのリーダーのハリル・イブラヒムが首都陥落を狙って
ダルフールから進軍中に途中で撃退され、殺害されました。
08年には、同じJEMが首都陥落を狙って、オムドルマンまで実際に来て市街戦を行い、
このときは、ハリル・イブラヒムは退散しました。
この戦闘後の分析では、反政府軍がもし空港を抑えて、制空権を握っていれば、首都は陥落していたかもしれない、と
されています。
もちろん、制空権を抑えられないように、政府軍は万全の態勢を築いていたのでしょうが。
それから3年後の襲撃計画でしたが、未然に防がれ、リーダーの殺害に終わりました。
数日前、JEMが再び首都への攻撃を行うと声明を出した、との不確定な情報がありましたが
首都のハルツームは至って平和です。
この殺害されたハリル・イブラヒムは医師であり、ある人によっては、人望のある人だったようです。
反政府の指導者ですから、二面性の評判はありますが、悪い評判もあれば、上記のように良い評判もあるようです。
その兄弟は、日本で経済学を学んだそうで、かれも優秀な人のようです。
スーダンには、南北の内戦の他に、ダルフールの内戦があります。
また東部にも火種はありました。
表題のように、安定しているようですが、水面下では不安定ですし
またその逆も言えます。
つまりは、アンテナを常に高くして、あらゆるところから情報を得ないといけません。
「アラブの春」が近隣諸国で起こっていますが、このスーダンに「春」はやってくるのでしょうか?
それには、アラブの春が本当のものになるのか、まだ時間を要します。
現代における民主主義の形が、そのままでよいと言えるのかも問題です。
次の大統領選挙は2015年。
それまでに、何かが起こるのでしょうか?
川原尚行


