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国際NGO / NPO法人 ロシナンテス

ハルツームは平穏

本日、エジプトの動乱で同じような性格を持ったデモがスーダンの首都ハルツームで予定されており、我々も警戒をしていたのですが、スーダン政府が、街の何か所かに軍、警察を配備していたようで、デモは全く行われませんでした。
また、一部のものが逮捕されたようです。
スーダンもエジプトに劣らず、庶民の生活は苦しく、また最近物価が激高したために、庶民の怒りが激しいものもありますが、北部に住む南部の人たちは自分たちの国が出来上がることで、今時点で暴動を引き起こすとは考えられません。
一日足らずではわかりませんが、スーダンでは、平穏です。

エジプトはいったいどうなるのでしょうか?
ムバラク大統領が次期選挙に出ない、次の後継候補を身内にしない、程度のことでは、一般民衆は納得するかどうかですね。
やはり、大統領が退陣するのが、一番だと思うのですが。

エジプト航空が使えないこともあって、日本からスーダンへの訪問客の航空会社の変更があっています。今までは、エジプト航空が日本往復の一番の安値だったこともあり、うちのスタッフもエジプト航空の利用が多くなってきた矢先の出来事でした。

また、事態の推移を報告します。

川原尚行

更新日時: 2011年01月31日
チュニジア、エジプトそしてスーダン?

チュニジアで民衆の放棄により大統領が追放されました。
これは、路上で野菜売りをしていた若者が警察から排除され、「生活が苦しいから、こうやって生きていくしかない」
それなのに、警察はそれをも排除するのか!と抗議の自殺を図ったことに端を発するものです。
そして、日ごろから現政権に不満を募らせる人々が、携帯やインターネットを駆使してのデモ、抗議活動を行い
あっという間に、現政権を追放してしまいました。
 
実は、この報道があった際に、スーダンの医師たちと話題に上りまして、
一番安定していると思われたチュニジア政府が転覆したとなるとスーダンを含む他の国への影響は計り知れないと
話をしていました。
 
それが、エジプトに飛び火しました。
ムバラク大統領というエジプトの全権を掌握した大統領が、君臨していますが、今後どのようになるのか予測は尽きません。
 
実は、私自身スーダンに携帯電話を使ったインターネット網を構築すると、民意が汲み上げられるのではと思っており、
日本にいるスーダンの方と、いろいろとやり取りをした経緯もありますが、当局にとっては大変危険なものとなるでしょう。
インターネットの規制があるスーダンでは、日本のように簡単には普及しないでしょう。
 
最近、スーダンのあるインターネット回線の状態が急に悪くなりました。
これは、スーダン政府よりもエジプトの影響のようです。エジプトの回線を利用しているためだそうです。
明日は、スーダンの首都のハルツームでデモがあるようです。
スーダンでは、すべてのものが50%くらいの値上げがなされ、スーダン国民が悲鳴を上げていますので
このデモが、どのように発展するのかはわかりません。
 
事態を見守ってまいります。


川原尚行


更新日時: 2011年01月29日
留守のハサン

前回、ハサンがハサバッラ村を留守にしていると書きましたが、その理由というのが、腹を抱えて笑います。

さて、なんだと思いますか?

それは、砂金を探しに砂漠に入り込んだのです。

実は、私も昨年ハサンに誘われたのですが、砂金を当てるよりも、地道に野菜でも作ったほうがよいと言って、ハサンもたくさんの野菜作りをしたところですが、それだけでは十分ではなかったのでしょう、今年の農閑期に、とうとう6人のグループで砂漠へと一攫千金を狙いに行ったのです。

もし、彼が一攫千金を当てれば、村にもその恩恵は来るでしょう。

それを待つこととしましょう。

元来の遊牧民気質でしょうか、私にはできませんが、ハサンが金鉱脈を当てることを祈っております。

川原尚行

更新日時: 2011年01月25日
旧友との再会

昨夜、ハサバッラ村に宿泊しました。
ハサンは留守(なぜ留守なのかは、別のブログで書きますね、相当に面白い理由です)。
そのかわりに、ヌールが出稼ぎ先のサウジアラビアから帰ってきていました。
ロシナンテスが、ハサバッラ村に入り始めた際には、ハサンとヌールに本当にお世話になりました。
そのヌールが出稼ぎにサウジに行ってしまったのことで、随分と寂しい思いをしましたが、
2年の月日を経て、帰ってきました。
 
ハサバッラ村に、給水施設が新たになったことや、女の子の小学校が立派に出来上がっていることに、驚いたようです。
そして、小学校にスーダンと日本の旗をかかげ、
小学校に通じる水道の埋設にも資金を投与したようです。
 
「今まで、ロシナンテスが頑張ってくれたのだから、俺たちもやらなければね」
とても頼もしい発言です。
 
2か月くらい、スーダンに滞在して、またサウジアラビアに行くようです。
今度は半年の予定のようで、この間隔でスーダン・サウジを行き来するようにしたいようです。
 
ヌールは、私を自宅に招き入れると、すぐにお茶の用意をするように、三人の夫人たちに命令し
そして、小ヤギを屠りました。
「ドクターカワハラとの友情の証だよ」
小ヤギの味は格別おいしいものでした。
 
どんな形であれ、村の人たちが自分たちの村のためにと考え行動してくれるように
徐々になってきています。
 
いつの日か、ロシナンテスはそれを暖かく見守る
という立場になっていければと、満月を見ながら思ったのでした。
 
そして、ヌールがちょっと出かけたあとに、私と三人の夫人たちの間で
ここでは、書けないような爆笑話を繰り返しました。
厳格なイスラムのイメージがあるのですが、こうやって内に入ると
面白いものです。
宗教は違えども、お互いに生の人間なのですから。
 
川原尚行




更新日時: 2011年01月21日
新年のご挨拶

大変遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞロシナンテスをよろしくお願い申し上げます。
 
日本からたくさんのメールをいただきました。
南部スーダンの独立の是非を問う住民投票が、日本でも報道されたためでしょう。
その住民投票は昨日を持って無事に終了しました。
心配をおかけしましたが、首都のハルツームは、全くの平穏で、すべてのロシナンテスメンバーは元気に活動をしております。
 
住民投票ですが、2月の中旬に正式に結果発表となる見込みですが、ここはスーダン。
いつになるのかは確定ではありません。
 
間違いなく南部スーダンが独立という結果になるでしょうが、問題はこれからです。
とくに、北部にいる我々の関心が高いのは、北部にいる南部人がどうなるかです。
南部の人たちが、故郷に帰ったという話も聞きますし、現在の住居と仕事がある北部に多くの人が留まるとの憶測もあります。
どうなるかは、これからです。
 
このようなスーダンの状況ですが、ロシナンテスの2011年ですが
母子保健事業の充実
新たな村での井戸採掘を伴う水事業
建設した学校のフォローアップ
人の交流の活発化(医師、看護師、医療工学技士、学生さんなど)
サッカー事業(南北スーダン親善少年サッカー大会も開催する予定です)
と、多岐にわたりますが、それぞれの事業を充実させてまいります。
 
昨日、携帯電話を紛失しました。
スーダンでは、何度か経験しているのですが、不思議と戻ってきます。
今日の朝、自分の電話番号に電話をするとスーダン人が出てきて
「俺が持っているよ」
じゃあ、ここで会いましょう、となって、またしても無事に戻ってきました。
ラクシャ(三輪車のタクシー)に乗っていて、そこで落とし、次の乗客が見つけて
運転手さんに預け、その運転手さんから戻ってきました。
なんと平和な世の中なのでしょう。
このような、スーダンがいつまでも残っていてほしいと願っています。
 
川原尚行




更新日時: 2011年01月17日