日本語 / ENGLISH

国際NGO / NPO法人 ロシナンテス

スーダン・サッカー会長選挙

日本では、サッカーの日本代表がまだ決まらないようですが、
スーダンでは、スーダン・サッカー協会の会長が決まっていません。

いささか、もめておりますが、順を追って見てみます。

当初は、7月の後半に選挙がおこなわれました。
前会長のシャッダード氏は、2選しており、今回が3選目となりますが
3選を禁止しているスーダンの国内ルールにより、選挙戦に参戦できませんでした。
そこで、前副会長のムウタシム氏が選出されました。

しかし、FIFAがこれにクレームを付けてきました。
まず、3選はできないというのはFIFAのルールでない。
そして、今回の選挙には5千ドルの供託金があったのですが、
それは公平性に欠ける。
そしてこれらはスーダン政府からの圧力でそのようになっているようで、政治のスポーツへの介入があったとして、再選を要求してきました。

そして、8月15日に再選の予定でしたが、これも混乱のため、延期になり
今日が再選の日です。

もちろん、シャッダード氏も出馬しています。

このシャッダード氏、非常に面白いキャラクターで私が個人的には大好きですが
スーダン国民には、あまり人気がありません。
スーダン代表が弱いことや、協会自体が組織化されてないこと、さらにクラブチームの外国人枠で常にマスコミから責められるのも原因のようです。

彼の本職は哲学の教授です。
そして、なぜだかロシナンテスをとてもかわいがってくれています。
あるとき、とある国からサッカーボールが1000個ほどスーダン・サッカー協会に送られてきました。大きな看板や垂れ幕なども用意されていましたが、
それを一瞥して、
「宣伝ばっかり大きくしやがって!こんなことよりコーチを派遣して子供たちの指導をしてくれている日本の方がよっぽどありがたい!」
と、言ってくれました。

さて、このシャッダード氏が逆転して会長に再選されるかどうか、
ロシナンテスとしてもサッカー事業があるために、極めて高い関心で
この会長選挙を見守っています。

そして新会長が選出されると新たな事業の相談に伺う予定です。
それは、また。

川原尚行

更新日時: 2010年08月30日