日本語 / ENGLISH

国際NGO / NPO法人 ロシナンテス

スーダン・サッカー協会会長選結果

選挙があれば、もちろん結果が出ます。
まだ子供のころは、選挙なんて遠い話だったのに、今では大変身近に感じます。
それも、日本の民主党の代表選ではなく(もちろん相当の関心を寄せていますが)、
スーダンのサッカー協会の会長選挙でした。
 
結果は、我々が望んでいた前会長ではなく、新たな会長が選出されました。
 
前会長であれば、我々の活動そして将来展望など理解してくれていたので
良かったのですが、新会長ですので、また新たに説明に行かんといけません。
 
でも、今までの事業や今後のことなど、恥じることなど何もないのですから堂々と説明に行き
そして理解をしてもらうまで話をしてこようと思います。
 
世の中、いろんな選挙があると思います。
相当に入れ込んでいる人は、選挙の結果に一喜一憂、
そして自分にどれだけ利があるかどうかなど計算をしていると思います。
 
今回の選挙を私なりに身近に感じて一喜一憂したことは、大いに反省すべきことで
誰がなっても、自分たちの信じていることをやり続けるしかないということです。
 
自分の利のみでなく、公の利を思ってのことですから、正々堂々としていればよかったのです。
 
と、若干の反省をしながら、面倒くさくとも各方面に話をして回ります。
 
川原尚行

更新日時: 2010年08月31日
スーダン・サッカー会長選挙

日本では、サッカーの日本代表がまだ決まらないようですが、
スーダンでは、スーダン・サッカー協会の会長が決まっていません。

いささか、もめておりますが、順を追って見てみます。

当初は、7月の後半に選挙がおこなわれました。
前会長のシャッダード氏は、2選しており、今回が3選目となりますが
3選を禁止しているスーダンの国内ルールにより、選挙戦に参戦できませんでした。
そこで、前副会長のムウタシム氏が選出されました。

しかし、FIFAがこれにクレームを付けてきました。
まず、3選はできないというのはFIFAのルールでない。
そして、今回の選挙には5千ドルの供託金があったのですが、
それは公平性に欠ける。
そしてこれらはスーダン政府からの圧力でそのようになっているようで、政治のスポーツへの介入があったとして、再選を要求してきました。

そして、8月15日に再選の予定でしたが、これも混乱のため、延期になり
今日が再選の日です。

もちろん、シャッダード氏も出馬しています。

このシャッダード氏、非常に面白いキャラクターで私が個人的には大好きですが
スーダン国民には、あまり人気がありません。
スーダン代表が弱いことや、協会自体が組織化されてないこと、さらにクラブチームの外国人枠で常にマスコミから責められるのも原因のようです。

彼の本職は哲学の教授です。
そして、なぜだかロシナンテスをとてもかわいがってくれています。
あるとき、とある国からサッカーボールが1000個ほどスーダン・サッカー協会に送られてきました。大きな看板や垂れ幕なども用意されていましたが、
それを一瞥して、
「宣伝ばっかり大きくしやがって!こんなことよりコーチを派遣して子供たちの指導をしてくれている日本の方がよっぽどありがたい!」
と、言ってくれました。

さて、このシャッダード氏が逆転して会長に再選されるかどうか、
ロシナンテスとしてもサッカー事業があるために、極めて高い関心で
この会長選挙を見守っています。

そして新会長が選出されると新たな事業の相談に伺う予定です。
それは、また。

川原尚行

更新日時: 2010年08月30日
ハルツーム大学との調印式

roci20100825.JPG




ハルツーム大学は、100年以上の歴史を誇るスーダンで最も伝統のある大学です。
日本でいう東京大学と同じ位置づけです。

 さて、ハルツーム大学の学長一行が今年の6月に日本を訪問しました。
これは、鳥取大学との学術協定を締結するためのものでした。学長から訪日前に呼び出しがあり、日本を訪問するので、ぜひとも私の関連する大学を訪問したいとの意向が伝えられました。

ちょうど、私の帰国時と重なったので、なんとかスケジュール調整を行い、学長一行らと4日間、九州を案内しました。 

まずは、関西空港までロシナンテス・スタッフを出迎えに向かわせ、新幹線で北九州にお連れしました。私はその日の午後に熊本で講演があったので、その帰りに小倉駅で出迎えることが出来ました。 
その翌日、済生会八幡病院、産業医科大学、九州工業大学、北九州市長表敬 
その翌日、九州大学、長崎大学 
そして、鳥取までお送りしました。 

お泊めしたのは、ホテルではなく、私の実家。 
そこで、いつものごとく私の母の強烈な外交手腕により、学長以下全てのスーダンの方々が、日本びいきとなりました。 
母は特段英語ができるでもなく、日本語を貫き通します。 それでいいのだと思います。 
国際協力をするのに、まず英語!という人もたくさんいますが、 本当は、いかに自分自身の内面を鍛えるか!にかかっているのだと思います。
英語が出来て、薄っぺらい人ではダメですよね。

そんな、経緯があり、私がスーダンに戻って来てからも、学長らと話を詰めてきました。
ロシナンテスは、今までに多くの日本人の学生をスーダンに受け入れていますが、 これをハルツーム大学との協定のもと行いかということを協議してきました。
もちろん、スーダン側からも人を日本に出してもらい、その受け入れ事業も行わないといけません。
また、医学に限らず、他の分野でも交流事業、共同研究を進めようということまで盛り込まれています。
ロシナンテスが多くの学者を抱えるのではなく、橋渡しをしようというものです。
ロシナンテスのような小さなNGOと国を代表する大学との協定とは極めて珍しいものと思われます。

もちろん、ハルツーム大学はNGOと協定を結ぶのは初めてだと言います。
日本の強みは、昔も今も将来も「人」だと思います。
スーダンは政治的に何かと難しい国ですが、人をつないで、何かやろうと思います。 これは、もちろんスーダンのみのためではありません。

日本のためにもなると確信してのことです。

川原尚行

更新日時: 2010年08月26日
至福になる方法

毎度のことながら、ラマダン月での断食は、私自身たいへんやっていて面白く感じます。
もちろん、体力や思考力はガタ落ちしますが、それはそれ、
走り続けるのではなく、たまにはこういうことも経験するのもよいことです。
 
おなかがすいて、夕方に沈みゆく太陽を見つめて自分自身を滑稽な姿だと思います。
 
そして、スーダンの人々と一緒に断食後の食事をすると、これが本当においしいのです。
ひとつぶのナツメヤシ。
一杯の水にありがたみを覚えます。
いつもより、ほんの少しの量で満腹になり、至福の気分になります。
 
簡単に幸せに感じる方法は、今より幸せを求めるのではなく、
今より少し苦難な状況に身を置けば、当たり前のことで幸せを感じ取ることが出来ます。
 
みんなでやってみませんか?
一日だけの断食でも。



川原尚行



更新日時: 2010年08月20日
ラマダン開始

今年もラマダンがやってきました。
太陰暦ですので、毎年10日ほど早くやってきます。
 
たしか、私が初めてスーダンに来た8年前は11月くらいだったと思います
徐々に、暑い時期での断食月になっています。
 
私は、きまぐれに行っています。
開始から二日目までは、厳粛におこないましたが、
今日は休みで、14時ごろに目の前で美味しそうに
サラダを食べているのを見て、思わず食べてしまいました。
 
でも、そこまで飲まず食わずだったので、一切れのトマトも何と美味しいこと!
単純なことで、喜びを感じることが出来ます。
これって、人間として幸せなことですね。
皆様方も、たまには断食をやられたらいかがですか?
 
さて、8月15日にスーダン・サッカー協会の会長選挙の再選があります。
私としては、どんな会長が選ばれるのか、注目しています。
 
イラクのサッカー協会でも会長選びで混迷を生じているようですが
スーダンでも同様です。
そして、スーダンはとてもサッカーが人気なので、一般新聞でも大きく扱われています。
 
ロシナンテスは、スポーツ事業部が、スーダンサッカー協会と提携を結んで
活動していますので、新しい会長がだれかで大きく活動内容も変わってくることが予想されます。
 
良い方向に向かうことを祈っています。
 
川原尚行




更新日時: 2010年08月14日
日本からの学生さん

先週末に、ロシナンテス母子保健事業の開始記念式典がありました。
日本大使をはじめ、JICA所長そしてスーダン側からも多くの方々が参列してくださいました。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。
そして、ロシナンテスの式典に関わってくれたスタッフのみんな、お疲れさまでした。
開始式典は村の人たちにとっても、たいへん良いインパクトでしたので、今後がそれに続くように
しっかりと活動を行っていかなければいけません。
 
さて、今月の初めより、日本から学生さんが2名スーダンに来ています。
なんとなく、始まった学生研修ですが、よくここまで続いてきているものです。
毎回、ビザの取得にはヒヤヒヤさせられますが、今回もビザの取得が出来ずに
学生さんには申し訳ないのですが、断念しようか!
とのところまで行きました。
 
でも、なんとかなるもので、6月に日本を訪問したハルツーム大学学長の尽力で
最後の段階で学生のビザが発行されました。
 
今までに、幾度となく受け入れてきて、なぜ、毎回ドタバタなのかとお叱りを受けるかもしれませんが、
それがスーダンであると、ご理解ください。
 
最後の段階でビザの取得が出来た学生さん、スーダンに目を輝かせてやってきました。
そして、冒頭の式典の手伝いを行ってくれ、村の人たちとも心からの交流を楽しんだようです。
 
その後、ガダーレフ大学の医学部生との交流会を行いました。
その中に、ソマリアから来た学生さんがいて、私は彼にソマリアの状況など事細かに聞きました。
彼が言うには、スーダンと言い、ソマリアと言い、外で報道されるような状況とはかなり違う状況である
と力説していました。
彼は、ここで勉強して、母国ソマリアのために、医師として頑張る!と志を述べていました。
話を聞いている私自身が熱くなる思いでした。
 
また、ちょっとした時間がありましたので、日本からの学生さんを彼らだけで
スーダンの方々と直接、話をしてもらいました。
 
私がいると、どうしても相手の方は私に話しかけますし、学生さんは傍観者となります。
私がいないほうが、彼らが当事者となって、話を聞き、そして話をしますから、心に直接響くのでしょう。
 
私が、学生たちを迎えに行くと、彼は涙を流していました。
聞くと、「スーダンの内戦の話を聞いたからです」
とても、純粋な気持ちで話を聞いたのでしょう。
 
スーダンの方の話を、一生懸命に耳を傾け、その話に涙する、その姿勢に、こちら側にも胸に迫るものがありました。
 
「直接、あるものに触れる」
「そして、自分で感じ取る」
簡単なようで、簡単ではありません。
 
私もそう心がけていきます。
 
学生さんお二人、お疲れさまでした。
 
川原尚行
 
 

更新日時: 2010年08月09日
リーシュマニア、その後

熊本大学薬学部から頂いた紫雲膏を塗布し、比較的、仕事量を減らしたところ
指に出来た潰瘍はほぼ終息しました。
約2カ月くらい悩まされましたが、ようやく解放されました。
 
これで、握手も大丈夫です。
スーダンでは、本当に数多くの人たちと握手を交わしていきますので
一安心です。
 
今後も、こんな感じなのでしょうか、
体幹に広範囲にわたって出来る潰瘍を見ることもしばしばあるのですが
そこまでは、行っていませんので、引き続きこの病気と仲良くしていきます。
 
さて、8月5日に母子保健事業のセレモニーを予定しています。
母子保健事業のテーマソング、ロゴマーク、寸劇の発表、そして基礎調査を行った結果も合わせて発表します。
参列してくださるのは、日本大使をはじめ、JICAスーダン所長、そしてガダーレフ政府関係者など
多くの方々が予定されています。
 
あと、数日スタッフのみんなと頑張ってまいります。
でも、スーダンでは思いもよらぬことがたびたび起こります。
それに、いかに感情的にならずに対処できるかも、我々の課題です。
 
うまく、セレモニーを終えて、母子保健事業に邁進していきたいです。
 
川原尚行
 

更新日時: 2010年08月02日