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国際NGO / NPO法人 ロシナンテス

ロシナンテスにフセインという男性スタッフがいます。

モハメドの大学時代の友人で、ちょうど一年前のモハメドの結婚式でフセインに出会い、
それがきっかけとなって、ロシナンテスで働いてくれています。

彼は、スーダンでは珍しく一人っ子で、結婚して小さな子供も一人います。
家族を故郷に残して、単身赴任でハルツームのロシナンテス事務所で働いて、週末に家に帰るという
日本でよくみられるスタイルで生活しています。

その彼が、深刻な顔をして私に言いました。
「離婚することになりました」

スーダンでは、離婚はよくあることなのですが、理由を聞いてみると
奥さんとお母さんの関係が悪いのが原因だそうです。

日本でもスーダンでも嫁姑問題は、あるのですね。

でも、その争いの時に、彼は、全面的に母親の側に立ちました。
そして、こう言います。

「だって、母親が年老いたとき、誰が世話をするのか?それは嫁でしょう。
その嫁が、母親の面倒を見ずに好き勝手なことをされたら、たまらないから」

そして、奥さんとの離婚を決意したそうです。

私の周りにも、同様のケースがありますが、一応双方の意見を聞いてから判断を下すようです。
スーダンの人は、まず親を第一に考えるようです。
理由が何であれ、です。
私の頭の中には、「孝」という字が浮かびました。

私の両親は、お陰さまで元気にしております。
私のほうが好き勝手をさせてもらい、ろくな親孝行もしていません。

もうすぐ帰国ですが、「孝」の字を胸にしまって故郷に帰ります。

川原尚行

更新日時: 2009年05月03日