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国際NGO / NPO法人 ロシナンテス

システム

私は、ある意味、組織が嫌で飛び出したのです。

そして、スーダンや日本で活動を続けているのですが、
今、一生懸命にしていることは組織作りです。

結局は、物事を円滑に進めていくには、組織化したほうが良いに決まっています。

思うに、良かれと思って作った組織でも、そこには絶対に何らかの不備が生じるでしょう。
100%完全な組織なんてありえないと思います。

それは、我々のような小さなNGOから中小企業から大企業そして政府という枠組みであってそうだと思います。

不備がいったん見つかった時に、どう対処するかですね。
今の日本では、盛んに行政、政府に文句を言っているようですが、
アフリカに身を置いている私としては、日本の行政システムは本当に素晴らしい制度だと感じます。これは、心底感じます。

今日は、診療体制に関して行政府に陳情に行きました。
彼らは、言葉では奇麗な事を言います。
ただ、これが実現となると難しいのです。我々も、そのことはよく心得ており、外交的、政治的なことばよりも、いかに実践を伴うかに話を持っていくように苦心しました。

日本では、近くに病院はありますし、学校も整備されています。郵便物は親切丁寧に自宅まで届けてくれます。全てが、うらやましい限りです。
そのなかで、制度上のほころびもあるでしょう。
もちろん、ほころびをそのまま放置しろとは言っていません。
ただ、我慢できるところは、それぞれが我慢したようが良いように思えます。

今の制度に文句を言って、新たな制度ができても、また同じことが繰り返されると思います。悪い場合には、以前の制度より悪い制度が出来上がる可能性も、かなりの割合であると思います。
国民全員が、天につばをしているようにも思えるときがあります。結局、我が身に降りかかるのではと、思います。

話は多少大きくなりましたが、私は小さな組織作りをやっており、ここでもそのほころびは出てくると思いますが、対処できるところは改善し、出来ないところは、みんなの忍耐で頑張ってもらうしかありません。

まあ、私には組織作りという根気が要り、細かい作業には不向きの面があり、その点を岩間さんやスーダン人スタッフにやってもらっています。霜田君は、どちらかといえば私と同じタイプの人間のようですね。細かいことにこだわらないタイプですね。異なる表現では、ズボラですね。

完全なる制度なんてありませんし、もちろん完全なる人間もいません。それぞれ、良いところ、悪いところを持っています。それをそれぞれが認めあって、受け入れることが大事ですね。

私の悪い所なんか、数えきれないくらいあります。
私に今までの酒の上での醜態、悪事の全てをばらし、一冊の本にでもすれば
かなり売れると思いますし、最低の人間に思われるでしょう。
でも、こうして生きております。それは、私の周囲の皆さんが
「川原は仕方のないやつだ」と思いながらも、優しく接してくださっているからです。
それは、私自身が一番よくわかっていることです。
だから、私もいろんなことを受け入れようとしています。

川原尚行

更新日時: 2009年02月23日