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スーダン情報
これは、スーダン政府のNGOを統括する省庁です。
スーダンで活動するNGO関係者であれば、いやでも耳にする言葉です。
私は、活動を始めた直後からHACに「あやしい人物」として捉えられていたようですが、
最近では、徐々にお互いを理解してきています。
もちろん、100%信頼しきった関係にはなっていませんが。
よく書いていますが、スーダン政府がNGOを統括する理由があります。
それは、皆さんがよく考えてください。
統括といってもピンキリです。
スーダン政府にNGOの身の安全を守ってもらうこともあるでしょうし、
気に入らないことがあれば、国外退去命令がすぐに出されます。
過去、いくつかの欧米の大手NGOの代表にこの命令が下ったことがすぐに思い出されます。
もう一度述べます。どうしてこのようになるのかを、みなさん、お考えください。
そのHACから出頭命令がきました。
以前は、すっごく嫌な気持で行ったものですが、いまではある程度余裕を持って行かれます。
案の定、1時間ほど待たされ、部屋に通されます。
ロシナンテス側は私一人に対して、HAC側は5人です。
話をしていると、どうやら情熱大陸の時に同行したHACの人たちからの報告があがってきたようです。
そうです。勝手に取材などはできません。スーダン政府の監視がつくのです。
そして、彼らに(今回は2人)日当1万円を支払わなくてはいけないのです。
お金を出し、食事を用意し、そして監視をしてもらわないといけません。
ホテルの宿泊を要求してきましたが、それは拒否して我々と同じで小屋に宿泊してもらいましたが。
さて、情熱大陸にもあったように村に人たちとロシナンテスの医療スタッフとの間で
完全には、まだ和解されていません。
現在も一日100キロを通勤中です。
この解決をHACがやろうではないかといいます。
つまり、村人をハルツームに呼びつけると言います。
村の些細なことでも、国際NGOを統括する部局ですので、首を突っ込んでくるのでしょう。
ここが、アフリカの行政の面白いところです。
どうなるのかは、わかりません。
HAC(スーダン政府)が言うことを、村の人たちは耳を傾け何らかの行動に出るのか、
あるいは無視するのか、無視したときHACはどうでるのか
全く予想がつきません。
この出頭は、日曜日となりました。
また追って、報告します。
さらに、HACがいうには、「ロシナンテスはよくわからん」そうです。
つまり、既存のNGOのような活動をしていないし、事務所に行っても貧相だし
訳も分からず、多くの日本人がいるし、予算が少ないし(他のNGOは、たいがい億単位の資金で運営されています)ということで、「とにかくよくわからん」そうです。
ただし、悪いほうには解釈してないようで、「カワハラはスーダン人のようだし、なんだかスーダンの人たちと仲良くなっているし」
とか、いうのもあるようです。
もちろん、既存のNGOとは違ったスタイルを目指していますので、そのように映るのでしょう。
今日も新聞にロシナンテスのこと(少年サッカースクール開校のニュース)が書いてあり、我々は頭を抱えている。
まあ、連絡をくれということでしょう。
私は、スーダンの人々のことを思ってやっていますので、HACのみなさんご安心ください。
10年後、20年後をも考えていますから、近視眼的のみに物事を見るとピントがぼけて見えるのかもしれません。
最後にHACから情熱大陸を見せてくれと言われました。
番組の挿入部分でダルフールの映像(今回の撮影でない)がありましたが、きっとHACは文句を言うでしょうね。
今後の影響が少し心配です。
川原尚行


