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国際NGO / NPO法人 ロシナンテス

出口のない海

何気なく手にした本が、横山秀夫の「出口のない海」でした。
一晩で読み上げましたが、日本の戦時中の若者の描写には、泣かされますね。

戦争に突入していく中、主人公の並木は肩を壊しながらも、自身の魔球の開発に精を出します。
戦争では、敵に勝つことが至上命題です。
でも、そのなかにあっても、ボールを投げ続けます。

戦時中に、花を生け続けた人もいるようです。また文学に浸かりっぱなしの人もいます。
映画の「戦場のピアニスト」のように音楽の世界もあります。
そして、スポーツもしかりですね。

一見、直接そこには意味(世間一般は戦争に勝つこと)がなくても、人間性を保つためには、
遊びの部分が必要なんでしょうね。

今は、大不況のようですね。
こんな時こそ、金を得ることだけに集中するのではなく、「遊び」を大事にしていけたらと思います。

それにしても、この本は泣けました。
高校でラグビーを一生懸命している息子に読ませましょう。

川原尚行

更新日時: 2009年02月02日