日本語 / ENGLISH

国際NGO / NPO法人 ロシナンテス

携帯電話

私は、物を忘れることにおいて、自慢できることではありませんが、長島監督に次ぐらいに思っています。
かつて、長島監督は、車を忘れたり、球場へ連れて行った息子の一茂を連れて帰るのを忘れたことがあるようです。
ちなみに、私は車をどこへ置いたか忘れて、半日探し回ったことがあります。

日本へ帰国する前に、携帯電話を紛失しました。
どこを探しても、出てきません。

そのうち、ハルツームにいる霜田君から電話がかかってきて、私の携帯電話がガダーレフのスークに預けられているといいます。
なんでも、私の携帯電話の履歴の電話番号にかけて、私の知人のスーダン人と連絡がついたようで、彼からの連絡だそうです。

私は、その日はスークには言っていませんし、全く狐につままれた感じでしたが、
どこかで落として、それを善良なスーダン人がスークのある店に届けてくれたのでしょう。

携帯電話が思いもよらぬところからでてきて、本当によかったです。

そう、思ったのも束の間、その日の夜に診療所である村で
仕事の後に、ゴザの上でねっころがっていたら、突然砂嵐が吹き荒れました。

急ぎ、小屋の中へ緊急退避しました。

その後、砂嵐が雨を伴った激しい嵐となりました。

次の朝、スーダン人スタッフが
「ドクターカワハラはクレイジーか?」
と言ってきます。

「せっかく見つけた携帯電話が泥の中に埋もれているよ!」

なんと、私は携帯電話を落としてそのまま雨に打たれて泥に埋もれていたのです。

これには、結構自分自身がっくりときました。

「なんて、俺はバカなんだ」

霜田君は、そんな私に帰国のチケットを当日まで渡してくれませんでした。
「川原さんに渡すと、無くしてしまいますから」
霜田君にまで気遣われています。

さて、日本に帰ってきて、またしても携帯電話が問題となります。

川原尚行

更新日時: 2008年10月30日