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国際NGO / NPO法人 ロシナンテス

学校と電波塔

私が巡回診療を行っていた時期、
田舎の地方では、携帯電話はほとんど使用できませんでした。

電話をかけたいときには、電話交換のブースまで行き、
順番待ちをして、順番が来たら、かけたい電話番号を伝え、

ストップウオッチで時間を計られながら、話をします。

そして、かかった料金を支払う、といったものでした。

しかし、現在はあらゆるところで、驚くようなスピードで電波塔の建設が進んでいます。

そのため、地方でも携帯電話がかけられます。
もちろん、日本にもかけられますし、インターネットも携帯のデバイスを持っていれば、
つなぐことができます。

これはこれで便利なのですが、問題は電波塔の建設です。

隣の村には、学校の真横に大きな電波塔が建てられています。
これって、子供に影響があるのではと思いますが。

そして、ついに我が村にもやってきました。

場所は、なんと学校の真横です。
よくよく事情を聞いてみると、管理維持費としていくばくかのお金が、学校に支払われるようです。

これを、スーダン政府にも届け出て、了解も取ったようです。

しかし、この広い土地があるのに、なぜ学校の真横に建設するのかが理解できません。

携帯電話会社は、急速に成長して行っています。
大企業の原理で、地方にも入り込んでいる気がします。

村人たちは、契約内容もよくわからないままに、サインをしたと言います。
もういちど、契約内容を見直すことと言ってあります。

確かに、学校に維持費が入るのは学校運営上よいことです。
しかし、学校の横に電波塔です。

なにか、しっくりとこないところがあります。

川原尚行

更新日時: 2008年08月18日