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国際NGO / NPO法人 ロシナンテス

ポリオの子供


こんな子が病院に来ました。
彼は5歳です。立てないし、話も出来ない。
手足も硬縮している。
栄養状態もよくなくがりがり。
きっとポリオでしょう。
ワクチンも打ってない。

きけば生後7ヶ月くらいから異常がわかったけど、今まで病院に来たことがないと。

なぜかといえば父親が連れて行かなくてよいと。

ほんっと、このパターンが多い。
こっちは子供に異常があったりしても親は認めたくない気持ちが人一倍強く、認めません。
認めないってことは病院に診察には来ないよね。

いくら母親が連れて行きたくても、全ての主導権は男性にあって、夫が駄目と言えば駄目なんです。
どこの親父や!!こんにゃろ!って腹も立ったけど、これも文化。これが現実。

日本と違って子供がたくさんいるから子供一人ひとりが重要視されないのも事実。
でも過保護になり過ぎてる日本も事実。
過保護になりすぎて、引きこもり?
スーダンなんて引きこもれる個室もないわよ、全く。

そしてこれもこの子供の運命なら、
周りが怒ったり勝手に可愛そうだって決め付けるのはもうやめておこうかな、、、ってなんか思った。

だって、母親がやせ細ったそのこを大切に大切に抱いてたから。

病院に来れなかった5年間も、一歩も歩くことの出来なかった5年間も、
きっと家の中で彼は今日のようにぎゅっと大切に母親に抱かれていたはずだから。
最大の愛情を注がれていたはずだから。

向井

更新日時: 2008年05月27日