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国際NGO / NPO法人 ロシナンテス

救急車6

救急車を載せたトラックがどこを走っているのかわかりません。

わかっているのは、トラックの車両番号と色とコンテナの色だけです。

私の焦りが最大に達したとき、トラックの運転手と電話がつながりました。
ガダーレフに向かって、順調に進んでいることがやっとのことでわかりました。

ガダーレフの町でトラックを待っていてもよかったのですが、じっとしていられなく、トラックを迎えに車を走らせました。

途中、かっかとなっている頭を冷やすために、水をぶっかぶりました。

そして、ついにトラックを見つけました。

これには、本当に感激しました。

感激もそこそこに、コンテナをどうやってトラックから降ろせばよいのだろうかと考えました。
クレーンを使ってであれば、また時間がかかってしまい、中の救急車を今日中に出せないかもしれません。その不安をよそに、隣に座っている酋長のハサンは、悠然としています。

問題ないから、俺に任せておけという感じです。

どうするのかと思っていたら、トラックを坂のあるところに誘導します。
そして、その段差を利用してコンテナから救急車を出そうという試みです。

トラックと坂の隙間をその辺の石を集めて埋めます。
なんとかなるものです。

そして、救急車を外に出すことができました。

川原尚行

更新日時: 2007年11月02日