NPO Rocinantes / 特定非営利活動法人ロシナンテス

スーダンで戦うロシナンテたちのブログ

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「NPOロシナンテス」はアフリカのスーダン共和国において医療を中心に活動を行っている特定非営利活動法人(NPO)です。

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北九州行きの井上様


先日、東京へ行って来ました。

その帰りは、連休の初日です。

朝8時15分の北九州行きのJALを予約していたのですが、
ちょっとした事情で、浜松町からのモノレールはギリギリの時間になってしまいました。

なんとか間に合うだろうと、ホッとしてモノレールで眠りこけてしまいました。

気がつけば、終点の羽田第2ターミナルでした。

よく見ると、第2ターミナルにはANA便しかありません。JALは第1ターミナルです。

ホームの真向かいに、浜松町行きのモノレールがありました。
これに乗れば、第1ターミナルに行けると思っていたら、無情にもドアが閉まり、
出発してしまいました。

もう次のモノレールを待っている時間はありません。

連絡バスを調べますが、待つ時間もなく、
連絡通路を全力疾走しました。
短距離走のスピードです。

連休初日でごった返す羽田空港の中を、大声を出しながら、長蛇の列を無視して、
なんとかゲートまで行きました。

しかし、無情にも飛行機のドアは閉まっていまいました。

その日は、北九州に帰った後、島根県の益田まで行かなければなりません。
なんとしてでも、帰らなければならないのです。

そして、キャンセル待ちの列に加わります。

次の北九州行きは、12時しかなく、北九州便と福岡便にキャンセル待ちをかけます。
福岡便は、50番でしたが、北九州行きは1番の札をもらいました。

しかしJALは、キャンセル待ちを3つに分類しており、私は一般客の分類で、
最低のグループです。

福岡便では、多くの上級グループ(特別のカードを持っているようです)の人たちに順番を抜かされていきます。

空港職員の人に聞いても、今日は連休初日でどうなるか分からないと言います。

スターフライヤーにも行きますが、最終便しかないと言われました。

3本ほどの福岡行きに乗れないときに、飛行機で行くのをあきらめ、新幹線で行こうかなとも考えますが、決心がつきません。

北九州便が1番なので、ここでダメなら、新幹線にしようと考えました。

そして北九州行きのキャンセル待ちカウンターへと行きます。
どうやら、私一人が待っているようで、もう上級グループから順番を抜かされることはありません。

これは、絶対に乗れるという自信が沸いてきました。

空港職員さんの横にへばりつき、様子をうかがいました。
しかし、無情にも、職員サンに言われたのは、予約の乗客が全てチェックインを済ませたというものでした。
私は、はずかしながらも、泣きそうになりました。

その姿に同情してくれた優しいグランドスチュワーデスさんは、
「ひょっとして、チェックインしたお客さんでも飛行機に乗れない場合がありますから、最後まであきらめないでください」
と私に言います。

私も誰かすっとぼけて、飛行機に乗らないことを祈ります。
実は、私自身もチェックインしたあとに飛行機に乗れなかったことがあります。

次々と乗客が飛行機に乗っていきます。

しかし、先ほどのグランドスチュワーデスさんの様子が変わってきました。

一人まだ乗っていない人がいるというのです。

彼女が叫びます。
「北九州行きの井上様、もうすぐ飛行機は出発します。出発ゲートに急いでくださ~い。」
何度も呼びかけます。

私は、「井上様、頼むから飛行機に乗り遅れてくれ~」
と祈ります。人の不幸を祈ることは、気が引けますが、一心に祈っていました。

井上様の姿はまだ見えません。

私は「ヤッター、これで乗れる」と思っていた瞬間、
遠くから井上様が走ってきます。
「すいませーん、井上です」

私は絶望感を覚えると同時に、「井上様、よかったですね」
と心の中でつぶやきました。

本当に気の毒そうな顔をしてくれたグランドスチュワーデスさんが、
次の便の様子を調べてくれました。

14時30分の飛行機には、何とか乗れそうだとのことです。

このことを聞いて、新幹線に乗らずにすむなと思いました。

そして井上様によかったと心の中につぶやいたからでしょうからか、
12時55分の福岡行きにキャンセル待ちで乗ることができました。

私は、しばらくの間、「井上様」という言葉が頭から離れませんでした。

川原尚行

00:46 | コメント (101) | トラックバック (0)

広川サービスエリア


11月18日、肌寒い日曜日となりましたが、
九州縦貫道の広川SAでロシナンテスのキャンペーンを行いました。

西日本高速道路、そしてSAにある企業で構成されている
パートナーズ・クラブから、ロシナンテスは暖かい支援を受けており、
その一環として、今回のキャンペーンとなりました。

いろんな方々から応援を受けました。
東京からわざわざ写真家の内藤順司さんが来てくださいましたし、
鹿児島の坂本さんから美味しいおにぎりの差し入れもありました。

唐鎌先生にお会いできましたし、今スーダンで活躍してくれている
菅井さんの妹さん一家、そして菅井さんの友人の方々も来られました。

スーダン人で福岡で仕事をされているハリッドさん一家は、
美味しいスーダン料理を作ってきてくださり、皆様方に振る舞うことができました。

スーダンに来てくれた熊大の医学生の渡井君はきれいな彼女を連れて来られました。

北九州大学の学生さん達3名も手伝ってくださいました。

それに私の両親、家内、明子(5歳なので、あまり戦力にはなりませんが)も応援してくれました。

極めつけは、浜田幸一先生が偶然にも広川SAをご利用になり、声をかけてくださいました。
寄付をたくさんしていただき、
そして「頑張れよ!」と声をかけていただきました。

ロシナンテス・カレンダー、携帯ストラップ、Tシャツの販売も思ったより、
好調で、逆に驚いたくらいです。

西日本高速の方々を始め、本当に多くの方々にお世話になりました。
皆様方に感謝いたします。

そして、また再びこのようなイベントを行っていきたいと思います。

川原尚行

11:39 | コメント (267) | トラックバック (0)

小倉高校ラグビー部、散る


今日は、熊本大学で講演会です。

本来ならば、高校ラグビーの準決勝を見に行きたいのですが、
時間的に間に合いません。

応援に行っている海原君に電話をかけます。

前半終了で12対11で小倉が東福岡をリードしているとの報がありました。

もうこうなっては、後半の状況を知りたくてたまりません。

海原君に電話をしますが、なかなか通じません。

やっとのことで、電話が通じると残り8分で12対18と逆転されていました。

講演会の準備を急いで行い、講師控え室でも電話をかけます。
終了間際で点差に変わりはありませんでした。

もうここからは、電話での実況中継をお願いしました。

インジャリータイム、小倉自陣から攻め、ハーフラインまで押し戻し、ペナルティをもらいます。
ひょっとして、逆転トライへ繋がるかもとの期待をします。

フォワードで攻めた結果、最後は東福岡ボールになり、タッチに蹴りだされ、ノーサイドの笛が無情にもなりました。

またしても、東福岡に負けました、でも今回はトライ数は同じです。

よく食らいついたと思います。

あと一歩ですね。

それにしても、応援に行きたかったです。
来年は、小倉高校のラグビーの試合の日は、スケジュールをあけるようにしましょう。

明日は、九州大学での講演会です。

なかなか家に帰れません。

川原尚行

21:51 | コメント (0) | トラックバック (0)

東京タワー


ある方と仕事の打ち合わせを行うことになりました。

どこで打ち合わせをしましょうかとの話になりました。
先方は、私を気遣ってくれて、私の宿泊するホテルまで来て下さるとのことでしたが、
私の泊まったホテルはカプセルホテルです。
話のできるロビーなんてありません。

そこで、別の場所でということになったのですが、またしても私のわがままが出ました。

「東京タワーで話をしましょう」

そして、東京タワーに上りました。

東京では山が見えないのが、田舎者の私にとって、寂しい気持ちになります。

そして、見えるのは、コンクリート・ジャングルです。

九州に戻り、田舎の風景を見たときに、とっても安心しました。

明日は、我が小倉高校のラグビーの準決勝です。
相手は強豪東福岡です。

私は残念ながら熊本で講演会があるために、応援に行かれないのですが、
炎のタックルで相手を阻止し、倉高健児の魂を出してくれることを祈っています。

17日の決勝は、応援に行けるようにスケジュールをあけています。

川原尚行

18:18 | コメント (88) | トラックバック (0)

東京のバス


東京にやってきました。

12時に麻布台での約束です。
京急で新橋まで行き、バスで麻布台へと向かいます。

1番乗り場で待ち、バスが来たので、
「このバスは麻布台に行きますか?」

「行きません」

「どこに乗り場がありますか?」

「知りません」

アフリカ人になってしまっている私は、すぐに人に聞きますが、
日本では、ダメなようです。

案内板を探し、乗り場を確認しました。
7番乗り場です。

バスがやってきました。
私が列の先頭でしたが、料金を先払いにするか後払いにするか、
わからなかったので、最後尾にまわり、他の乗客がお金を払うかどうか観察します。

どうやら、先払いのようです。
みんなカードを使っています。

料金は200円のようです。

100円玉がないので、500円玉をにぎりしめています。

西鉄バスでは、両替機があります。
東京のバスでも両替機がありますが、500円玉を入れる口がありません。

どうも、千円札専用のようです。

運転手に聞きますが、料金箱に入れてくださいと言われるだけです。

200円なのに、500円を入れると300円損すると思い、
もぞもぞしえいると、

「早くお金を入れてください」
と言われました。

30円損してもいいやと思い、500円玉を入れると、
なんと、おつりが300円出てきました。

恥ずかしい思いをして、やっとバスに乗れました。

しばらくしていると、目的地である麻布台には、行かないことがわかりました。
7番乗り場の赤い系統のバスに乗らなければいけませんでした。
青の系統のバスに乗ってしまいました。

愕然として、バスを降りて目的地まで歩いていきました。

私は東京では生活できないようです。

川原尚行

15:57 | コメント (196) | トラックバック (0)

帰国


10月後半から、帰国しました。

久しぶりに元気な家族と会えて安心しました。

日本の我が家は山あいにあり、夜は冷えこみます。
そのために、風邪を引いたようです。

昨日の講演会は、ほとんど声が出ない状態でした。

講演会が終わり、家に帰ってきて、今日締め切りの原稿を書き、寝たのが3時過ぎでした。
5時半に目が覚めましたが、いっそう声が出なくなっていました。

今朝は、FM東京にラジオ出演です。
全く面識のないラジオ・パーソナリティの石川さんとの話は、とても緊張しました。
声も出てなく、恥ずかしい限りです。

今から福岡に行き、大学で打ち合わせ、そして2つの講演会を行う予定です。
声が出るか心配です。

川原尚行

07:21 | コメント (215) | トラックバック (0)

救急車ファイナル


やっとのことで引き取りを終えた救急車の写真をお見せいたします。

下の写真は、クレーンを使わずにコンテナから救急車を出したときのものです。
日本では考えられないですよね。

下の写真は、私の盟友であるハサンと救急車を前に握手たときのものです。

下の写真は、村に沈む夕日と救急車です。
私の一番好きな写真です。
何はともあれ、こうしてスーダンに日本の中古救急車が来ました。
これからも、大事に使っていきます。

川原尚行

22:16 | コメント (256) | トラックバック (0)

救急車6


救急車を載せたトラックがどこを走っているのかわかりません。

わかっているのは、トラックの車両番号と色とコンテナの色だけです。

私の焦りが最大に達したとき、トラックの運転手と電話がつながりました。
ガダーレフに向かって、順調に進んでいることがやっとのことでわかりました。

ガダーレフの町でトラックを待っていてもよかったのですが、じっとしていられなく、トラックを迎えに車を走らせました。

途中、かっかとなっている頭を冷やすために、水をぶっかぶりました。

そして、ついにトラックを見つけました。

これには、本当に感激しました。

感激もそこそこに、コンテナをどうやってトラックから降ろせばよいのだろうかと考えました。
クレーンを使ってであれば、また時間がかかってしまい、中の救急車を今日中に出せないかもしれません。その不安をよそに、隣に座っている酋長のハサンは、悠然としています。

問題ないから、俺に任せておけという感じです。

どうするのかと思っていたら、トラックを坂のあるところに誘導します。
そして、その段差を利用してコンテナから救急車を出そうという試みです。

トラックと坂の隙間をその辺の石を集めて埋めます。
なんとかなるものです。

そして、救急車を外に出すことができました。

川原尚行

14:43 | コメント (1) | トラックバック (0)

救急車5


夕方に救急車を乗せたトラックがポートスーダンを出発しました。
引き取り期限の前日になります。

普通7時間くらいかかってガダーレフに着きますが、検問が多く、時間がかなりかかるようです。
途中の町であるカッサラで一泊のようです。

モハメド君は次の日の朝に、バスでガダーレフに向かう予定です。

そして、引き取り期限の日がなりました。

やはり、問題は発生します。
モハメド君を乗せたバスが故障のために途中で止まってしまいました。
そのために、トラックのフォローができません。

トラックの運転手の電話番号を聞いて、直接電話をしますが、バッテリー切れのようです。

朝のうちは、余裕があったのですが、昼過ぎからイライラが募ってきました。
なにせ、トラックがどこにあるのかわからないからです。

そのうちに、モハメド君の電話もバッテリー切れになりました。

引き取り期限当日の午後に入り、私の焦りは頂点に達しました。

川原尚行

23:41 | コメント (0) | トラックバック (0)

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