9, '07
目の前には相撲カレンダー
今年もラマダーン月がやってきた。
今日から約1ヶ月つづく。
「一ヶ月間何も食べないんでしょ?」
なんて無茶苦茶な誤解をしている人もいるけれど
そんなことをしたら誰でも死んでしまう・・
何も口にしないのは日中だけであり、
日が落ちたらちゃんと飲んで食べるのでまずはそこを知っておいてほしい。
では、なぜ断食をするのかというと
それはクルアーン(コーラン)に書かれているので
今日はそれを紹介しようと思う。
クルアーンは全部で114章からなる。
その第2章「雌牛章」に断食についての記述がある。
以下に書き出す。
なお、訳は日本ムスリム協会による。
欲しい人は日本ムスリム協会へ注文を。
書店では購入不可。
ちなみに以下に出てくる「斎戒」とは
「(「斎」は心の不浄を浄める意、「戒」は身の過ちを戒める意)
飲食・動作を慎んで、心身を清めること。」-広辞苑-
であり、訳としては断食よりも適切であろう。
「信仰する者よ、あなた方以前の者に定められたように
あなた方に斎戒が定められた。
恐らくあなた方は主をおそれるであろう。」
2章183節
「(斎戒は)定められた日数である。
だがあなたがたのうち病人、または旅路にある者は、
後の日に(同じ)日数を(斎戒)すればよい。
それに堪え難い者の償いは、貧者への給養である。
すすんで善い行いをすることは、自分のために最もよい。
もしあなたがよく(その精神を)会得したならば、
斎戒はさらにあなたがたのために良いであろう。」
2章184節
ということだ。
理解を深めるために、同じ箇所に対する井筒俊彦さん
(イスラーム研究の大御所)の訳も記す。
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井筒さんの訳した「コーラン」は岩波文庫で購入可能。
「これ信者の者よ、断食も汝らの守らねばならぬ規律であるぞ、
汝らより前の人々の場合と同じように。
(この規律をよく守れば)きっとお前たちにも本当に
神を畏れかしこむ気持ちが出てこよう。」
「(この断食のつとめは)限られた日数の間守らなければならぬ。
但し汝らのうち病気の者、また旅行中の者は、
いつか他の時に同じ数だけの日(断食すればよい)。
また断食をすることが出切るのに(しなかった)場合は、
貧者に食物を施す事で償いをすること。
しかし(何事によらず)自分から進んで善事をなすものは善い報いを受けるもの。
この場合でも(出来れば規律通りに)断食する方が汝らのためになる。
もし(物事の道理が)汝らにはっきりわかっているならば。」
荒井繁







ラマダーンは1ヶ月間何にも食べないのではないんですね。安心しました。
イスラム教について、あまりにも無知でした。
投稿者: いっちー | 2007年09月14日 16:21