NPO Rocinantes / 特定非営利活動法人ロシナンテス

スーダンで戦うロシナンテたちのブログ

すごい、じいさん3


金曜日の午前中、ゆっくりすごし、午後から患者を何名か診ました。

もう日も暮れた夜8時ごろです。ハサンが、昨日の老人のところに電話をしてお礼を述べようと言います。もちろん依存はなく、電話をかけます。しかし、老人は調子が悪く、電話口にでません。これは、家族が気を使っているのかもしれません。

しかも、明日には精密検査のために家を出るというので、ハサンは急遽
「見舞いに行こう」
と、9時くらいから車をかっ飛ばし、老人の家へ行きました。

気の利いた私のアシスタントのモハメド君、
「もし、老人が寝ていたら静かに帰ろう」といいます。

幸い、老人はおきていました。

老人は、吸入薬を吸引中でしたが、思ったよりは元気でした。
「スーダン政府のケツは、俺がこれからも蹴っ飛ばしてやるから、安心してなさい」
と老人は言います。
老人は、明朝ハルツームに行き、そのままエジプトで精密検査を受ける予定でした。

まあ、これがスーダンの医療レベルの現状でしょう。
お金のある人は、他の国への医療を受けに行きます。

老人の家を辞して、町の人たちと話しました。
「老人は、政府のケツを蹴っ飛ばすことを生きがいにしてるんだよ。あれが良いリハビリなんだよ」
とのことです。

老人が無事エジプトから帰ってくることを祈りましょう。

川原尚行

19:13 | コメント (2) | トラックバック (0)

とても面白く読ませていただきました!
「すごい、じぃさん」
いやぁ、間違いなくすごいおじいさんですね。
まだまだ、川原先生の周りには見方がたくさんいるようで安心です。
そして、そのおじいさんの協力が得られたのも川原先生の人柄のおかげだと思います。

次のブログ楽しみにしてま~す!

投稿者: ひろぷぅ | 2007年07月29日 11:29

aアフリカでは、伝統的な酋長と現代の行政官とがいます。うまく折り合いをつけているところと、そうでないところがあります。この老人は、うまく折り合いをつけていますね。でも、潜在的に難しい部分があります。
今回も、またいろんな人の協力を得ました。弱小軍団で多く困難にぶち当たることも多いですが、それを解決するためにいろんな人を巻き込んでいます。そのために、ロシナンテスの足腰が鍛えられていっている気がします。
川原尚行

投稿者: 匿名 | 2007年07月29日 12:54

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