NPO Rocinantes / 特定非営利活動法人ロシナンテス

スーダンで戦うロシナンテたちのブログ

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「NPOロシナンテス」はアフリカのスーダン共和国において医療を中心に活動を行っている特定非営利活動法人(NPO)です。

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2008年07月
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食事


スーダンでは料理を直に手でつかんで食べる。
煮崩れした人参やジャガイモ、
クレープの様な生地、
やわらかく煮込まれた羊の肉
熱く粘りのあるソースが指につく。
口の中だけでなく、手の感触としても料理を味わう。

僕が育ってきた国では、そういう食べ方は下品だとされている。
しかし、このように手で食べる温かさは知っておいていいと思う。

洋食や和食ではそうはいかないだろうが、
ときにはお箸、またはナイフやフォークを置いて、
料理を指で口に運んでみるのはどうだろうか。
近所にインド料理屋などがあれば、日本でもそんな食べ方ができるだろう。

そういえば、
お米に塩をまぶして海苔をまく。
ただそれだけでおにぎりが美味しいのは
手で食べるのが大きな理由ではないだろうか。


うまい!(特別な時はこのような料理。普段は質素。アルミの盆の直径は60センチ程度)
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マンガのような肉が出た!
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(クリックすると大きな写真が見れます)


荒井繁


00:55 | コメント (0) | トラックバック (0)

昼の室温44度


コピー用紙を4束、
3600ディナール分の買い物をして、
4000ディナールをレジで出した。

お釣りは400ディナール。
しかし細かいのがないと言って
店主は僕に500ディナール札を差し出した。
次に何か買うときに、100ディナール多めに払ってくれればいいと笑う。
けれど家から遠いその店を僕が訪れたのは初めてであり
今後もそこに行く機会はおそらくないであろう。
店主は「まあ気が向いたらでいいよ」と言う。

すぐに僕は100ディナールを手にして戻ってきた。
彼は驚いた。
「うわ!ほんとに持って来たの?気にしないでもよかったのに」

昔シリアでもそういうことがあった。
パンを買ったとき、店には小銭が足りなくて
僕は多めにお釣りをもらった。
それで僕は、明日また来ますと言うと
「あはは。また来ることがあったらでいいよ」と親しげに流された。
次の日に約10円を返しにいくと
「えええ?ほんとに来たのかい!」

もともと定価という概念が薄い地域であり、
(おそらく)大まかな会計で運営されている小さな商店では
小さな額は計算に入れてないのだろう。丼勘定。

とはいえ、今後も多めにお釣りをもらったら僕はやはり返しに行くだろう。


荒井繁

04:24 | コメント (0) | トラックバック (0)

金曜日の話


「今日の3時から食事をするから、来てよ」
家を出たときに顔をあわせた近所の友人に誘われた。
用事を抱えていた僕は、了解!と手を上げてそのまま車へ乗り込んだ。

約束の時間に友人の家に行く。
広い敷地に何枚も敷いたゴザの上で
男たちが大きな盆を囲んで食事をしている。
車座の中央の盆にはいくつもの料理が載っている。

盆の数は6、そしてそれぞれを7人ぐらいが囲んでいる。
立ち話をしている人も、遅れてくる人もいるので
全員で70人ぐらいにはなるだろうか。

家の裏手では女性たちが、
キーの高い笑い声を出しながら
料理を器に盛っている。

これは何のお祝いなのだろうか?

隣に腰を下ろした人に聞いたら、今日はおじいちゃんの快気祝いだと言う。
18日前に腸閉塞の手術を受け、無事に退院できたので、
こうやってアッラーに感謝をしているとのこと。
ほらあそこにいるだろ、
そう言って彼が指した方向の3人に1人はそのくらいの年齢で、
僕には誰が主役だかはわからない。

食後に甘い紅茶を飲みながら、自分の進路を考えていた。
僕は今スーダンの方言をある程度使えるようになり、スーダンの生活を知りつつある。
貴重な知識を得て、経験も積んでいるが、それと平行して僕の残り時間は減っている。
時間は、若さは限りがある。
いつまでスーダンで生きていくのか。

そのとき老齢の男性が僕のところに歩いてきた。
挨拶をする。
彼は僕に言う、「今日は来てくれてありがとう」
ようやく会えた本日の主役だ。
しばらく話をしていたら、充血した目を小さく笑わせながら
ところで手術跡をみてみるかい?
だなんて言って、服をたくしあげ、腹部の縫い目をみせてくれた。
手術が遅れたら腹膜炎になって死ぬかもしれなかったそうだ。

家の外では彼の小さな曾孫が遊んでいる。

長く生きてきた命と、始まったばかりの命を見て思う。
これからも僕は好きなことをやって橋をかけていこうと。
今はつまりスーダンと日本の間に。

よく気づくのだけれど、
よく忘れてしまうなあ、こういう事。


荒井繁

00:28 | コメント (183) | トラックバック (0)

寝込みに


ハルツームは暑い。
日によっては4月の夜でも35度近くある。

寝るときには窓を開けて寝る。
時間がたつにつれ多少は涼しくなっていき、
明け方にはなんとか熟睡できる。

起きたとき台所のゴミ箱がひっくり返っていることがある。
生ごみが床に散り、朝の空気に腐臭が混じる。
今週だけでも2回。

今朝、ある目撃情報が入った。
「夜中、家の中を猫が走っていたよ」 
敷地の門は開けていない。
まだ敷地内にいるはずだ。

事務所は180センチ程度の塀に囲まれている。
そしてそれを乗り越えるための足場になるような物は置いていない。
気休め程度だが上には有刺鉄線も張ってある。
この塀を超えることはできないだろう。

しかしどこにも猫はいない。
どこから入って、どこから出て行くのだろう。
爪を出して一気に駆け上げれば、超えていけるのだろうか。


荒井繁

04:48 | コメント (281) | トラックバック (0)

神に誓う


去る、1月25日に車上荒しに遭ってしまった。盗まれたのは、GPS,i-Pod、充電器・・。そこで、旅行保険が適用されるというので、スーダン人スタッフを連れて警察署にポリスレポートを貰いに行った。

受付で400ディナール(240円)払って申請用紙を貰い、係官のいる部屋へ。スーダン人スタッフと係官が何やらやり取りした後、いきなりイスラム教徒かどうか聞いてきた。スーダンではビザなどの申請にも宗教の欄がある。知り合った人からもよくイスラム教徒かどうか聞かれる。そういう時は「ブージー(仏教徒)」と答えている。今回も仏教徒と答えるが、そこから先に進まない。イスラム教徒じゃないと何か悪いことでもあるのかと心配しながら、よく見ると机の上にコーラン(イスラム教の聖典)の本が。つまり、イスラム教徒ならそのコーランに手を置いて嘘の申告をしないと神に誓わないといけないのだ。アメリカの裁判で証言の前に聖書に手を置いて宣誓するのと同じことだ。自分も何かしないといけないようなので、顔の前で合掌し祈りのポーズ。5秒ほどして終わったと言うと、そこから何を盗まれたかなどの質問が始まった。

スーダンでは喧嘩の時などもコーランを持ち出し、「アッラー(神)に誓えるのか!」などと言い合っていることがある。宗教が身近にある国なのだ。

霜田治喜

03:14 | コメント (0) | トラックバック (0)

ハブーブの季節


日本では黄砂の季節が来たようですが、スーダンでは黄砂どころではない砂嵐の季節の到来です。アラビア語では砂嵐のことを「ハブーブ」といいます。

3月に入ってから少しずつ砂嵐が来るようになりましたが、この1週間連日の砂嵐。砂嵐が来るとどんなに暑くてもドアを閉めないといけません。それでも隙間からどんどん砂が入ってきます。窓を開けたまま外出中に砂嵐が来ると、帰ってきたときは部屋の中が砂まみれ、洗車をした後に砂嵐が来てあっという間に車が砂まみれという事も。

砂漠地帯で砂嵐にあうと下の写真のようにくっきりと境が分かることもあります。

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強烈な砂嵐の時は目を開けることも困難になり、200メートルぐらい先も見えなくなります。

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この砂嵐、7,8,9月の雨季の時期ほとんど無くなり、その後少し増えて、冬になるとまた無くなります。これからしばらく暑さだけでなく砂との闘いが続きます。

霜田治喜

02:07 | コメント (17) | トラックバック (0)

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